【キーボード】6年前のRealForceを復活させることはできる!?その2

  • 2014.04.13 Sunday
  • 19:54
JUGEMテーマ:コンピュータ

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【キーボード】6年前のRealForceを復活させることはできる!?その3
http://pro.art55.jp/?eid=1304218
【キーボード】6年前のRealForceを復活させることはできる!?その1
http://pro.art55.jp/?eid=1304216
【キーボード】6年前のRealForceを復活させることはできる!?その2
http://pro.art55.jp/?eid=1304217
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前回は、キーボードの簡単なお掃除して、錆があることを発見してしまいました。ということで、今回は中を分解してさびを落としてみたいと思います。とりあえずホームセンターでさび落としを購入し、キーボードを分解した状態で、鉄板の部分だけを水洗いし、さらにさび落とし液を塗ってみました。

Before)


After)


えっと、見事にさび以外の塗装まではげちゃいました。想定外です。ちなみに、見る限り、RealForceの鉄板には2種類の塗装がされているようで、その一つが取れてしまったようです。キーの隙間から見える部分だけ、黒い塗装が残っているのがわかります。見える部分の考慮か光が当たるとか、理由はわかりませんが、2種類です。ええ。片方は取れやすいと・・・。

ということで、金属の地肌が見えてしまっているので、さらに錆びてしまう恐れがあるので、対処することにしました。



鉄板についているキートップの受け口が外れるみたいなので外していきます。外し方は金属との接地部分に爪がついているので、その爪をマイナスドライバーで少し押した状態で、キーを受けたら押すと抜けます。力はそれほどいりませんが108個あるので結構疲れます。


プラスティックの受け口をすべて外してから、金属を洗って、やすり掛けをしました。プラスティックで隠れていた部分やしつこく残っていた部分の錆をこすり落としました。やすりは番目の大きい方から小さい方へ変えていくことできれいに仕上がります。仕上げ用の消しゴムのようなやすりを使ったところ結構ピカピカになったので、これでいいのではと思いましたが、やはり一度錆びてしまっているのでコーティングした方が良いかなと思い、コーティングを施すことにしました。

すこし失敗したと思うのが、実は先に塗料を買ってしまっていて、キートップの受け口は外れないものだと思っていたので、筆で塗ることを想定していたのですが、鉄板のみになってしまったので、スプレーでよかったと、うん、後の祭りです。

とりあえず塗料にチャレンジ。プラモデルはミニ四駆はやったことはありますが、色を塗ったことはありません。こういうの初めてです。




タミヤのタミヤカラーエナメル塗料(X-7)を模型屋さんで購入。塗りました。最初に軽く塗って、一度乾かしてから2度塗りすることできれいに仕上がります。残念ながら私のスキルではきれいにはなりませんでしたが・・・ほとんど、見えない部分なので問題ありません。先にさび止めの塗料を塗るかどうかで迷いましたが、めんどくさいのやめました(笑)



エナメルを乾かしている間に、キートップの受け口を中性洗剤で洗浄し、乾かし、その後、可動部分にグリスを塗りました。とりあえず筒の部分を塗りたくってから、筒を落とすと余分なグリスが出てくるので拭き取れば大丈夫ではないかと思います。裏面も可動部があるので塗ろうかどうか迷ったのですが、途中までは塗って途中からやめました。うん面倒だったので(笑)

さらにゴムの掃除をしまいた。



本来ならこの部位分はごみが入らないと思うのですが、さすがは年数がたっているため、おそらくはキートップ受け口の筒の間を抜けた細かいほこりが積もっていったと思われます。サイバークリーンを使って丁寧にほこりを除去しました。キーが若干重く、戻りが遅いと感じたのは、ゴムがへたったのではなく、筒の中にごみが入り込み、摩擦力が強くなったのではないかと思われます。今回は洗浄のちグリスアップしたので、組み立てた後にどうなるか楽しみです。





鉄板が乾いたので、キートップの受け口を取り付けて、基盤を装着しました。と、簡単に書きましたが、結構大変でした。まずねじ穴をつぶしてしまってることに気づきました。幸いエナメルなのでねじ込めばねじ穴は復活しました。うん。強引。そして、鉄板と基盤の装着が大変でした。いくつかのゴムがはがれてしまっていた為、基盤から鉄板の方にゴムを置いて張り合わせました。こうすることで正確な位置にゴムを配置できます。ただし、ゴムが切れ切れになっているので、パズルを解く必要が出てきます。基盤にゴムが張り付ている場合は、そっとしておくのが無難かとおもいます。



受け口にゴムを配置している写真です。向きがあるので注意が必要です。基盤を張り合わせる際に何度かPCにつないでテストをしました。どうやらテンキーを結構酷使していたらしく、ごみがゆがんでたので、最初に端合わせた際にいくつかのキーが重かったり反応しなかったりしてしまいまいた。ねじを全部締めた後に気づいたので結構ショックでした。四方を四点止めした後に軽くテストをした方が良いと後で思いましたね。うん。



ちょっと気になったのが、「無変換」「スペース」「変換」の間に使われていないキーが二つあることを発見しました。気になったのでプログラムを組んで、動作させてみたところ、

「無変換」「スペース」の間にあるのがSystemキーでした。
「スペース」「変換」の間にあるのがRightCtrlキーでした。

うん。マジでミスりました・・・。自分が知らないSystemキーなるものがあると思って、素通りしてしまいました・・・いやSystemキーってShiftとかAltとかCtrlですね。どれなのか詳細を調べずスルーしちゃいました。今度、分解したときにでも覚えていたら見てみます。

そうそう。このキーボードのスイッチは電荷の変化を見てON/OFFの判定をしているとのことですが、具体的には、基盤の丸いしるしがあるところに、円錐型のスプリングを置いて、そのスプリングをへこますと、スイッチがONになるようです。ゴムは押すという物理的なツールというだけで、全くスイッチのON/OFFの電気的な仕組みには関与していないようです。逆にバネは、リニアに反発力が向上する円筒形のバネと違い、円筒形の構造をしているため、ログ関数的な反発力が向上することが予測され、さらにゴムよりはるかに力が弱いことも確認(指感覚ですが・・・)できたので、バネ自体は、このキーボードの打鍵感には関与していないようです。打鍵感の改善をしたければ、ゴムとキートップの受け口の筒の部分を改善するのが良いかと思います。ゴムの部分の空気の抜け道が作られていますが、この辺も細工すると打鍵感に変化がみられるのではないかと思います。絶対やりませんけど(笑)

で、大分、どうでもいいことに時間をつぶしながらも、ようやく組立、組み立てる際に、筐体の隙間にスポンジを詰め込みました。どうもこの筐体は、キーをたたいた際にボワンボワンと音が響くの気になったので詰めた次第です。





で、キートップをもとに戻すと



うん。色が違いますね。

で、まあ完成と







キートップの隙間から、光沢のある赤がチラリと見えます。うん、狙い通りです。

以下、使ってみた感想。

キーの重さは変わりませんでした。ただし、キーの戻りは明らかに早くなりました。
ボワンボワンという音は軽減しましたが、キートップのキンキンという音がクリアーになりました。
雑味がなくなったと表現すれば聞こえはいい感じですが、高音がうるさくなりました(笑)
見た目は筐体のプラスティックにテカリや傷があるので、どうにかしたいと思います。
イタ化するのも良しかなと思います・・・うんやるわけねーだろ!(イタキーボードでググってみてください)
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