【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(4)
- 2012.12.02 Sunday
- 05:11
JUGEMテーマ:コンピュータ

Source and Project
【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(1)
http://pro.art55.jp/?eid=1304131
【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(2)
http://pro.art55.jp/?eid=1304132
【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(3)
http://pro.art55.jp/?eid=1304133
(1)(2)(3)ともに、値があるという状態の判定がValue2がnullである事とEndメソッドでヒットするという2パターンを混在させていたので、この辺りに非常に不安があると思い、今回は、これを改善したいと思います。Endメソッドよりより細かく条件を指定できるFindメソッドがあるので、今回はこれを利用します。

上記の図は、Range.Findメソッドを利用して、最下部の行のIndexを取得するロジックを図に表したものです。列と行の検索方法に関しては、Endメソッドを利用した時と同様なロジックで検索がされることが分かります。ただし、Range.Findメソッドを利用した方が、何を検索するのかという事が、明確になるメリットがあります。

上の図は、最上部の行を取得するロジックを表しています。Range.Findメソッドの仕様上、スタートとなるセルは検索が一番最後となってしまうため、一番最後に検索をかけたいポイントがスタートのセルとなります。
値が存在する範囲のRangeの取得するロジックは
1.左上から右方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの行が最上部の行となる。
2.右下から左方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの行が最下部の行となる。
3.左上から下方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの列が最左部の列となる。
4.左上から上方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの列が最右部の列となる。
ということで、コードで書くと
using System;
using System.Linq;
using NetOffice.ExcelApi;
using NetOffice.ExcelApi.Enums;

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【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(1)
http://pro.art55.jp/?eid=1304131
【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(2)
http://pro.art55.jp/?eid=1304132
【NetOffice】Worksheet.UsedRangeプロパティから更に値の有無で絞り込むロジック組んでみた。(3)
http://pro.art55.jp/?eid=1304133
(1)(2)(3)ともに、値があるという状態の判定がValue2がnullである事とEndメソッドでヒットするという2パターンを混在させていたので、この辺りに非常に不安があると思い、今回は、これを改善したいと思います。Endメソッドよりより細かく条件を指定できるFindメソッドがあるので、今回はこれを利用します。

上記の図は、Range.Findメソッドを利用して、最下部の行のIndexを取得するロジックを図に表したものです。列と行の検索方法に関しては、Endメソッドを利用した時と同様なロジックで検索がされることが分かります。ただし、Range.Findメソッドを利用した方が、何を検索するのかという事が、明確になるメリットがあります。

上の図は、最上部の行を取得するロジックを表しています。Range.Findメソッドの仕様上、スタートとなるセルは検索が一番最後となってしまうため、一番最後に検索をかけたいポイントがスタートのセルとなります。
値が存在する範囲のRangeの取得するロジックは
1.左上から右方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの行が最上部の行となる。
2.右下から左方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの行が最下部の行となる。
3.左上から下方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの列が最左部の列となる。
4.左上から上方向へ値が存在するセルを検索し、最初に見つかったセルの列が最右部の列となる。
ということで、コードで書くと
using System;
using System.Linq;
using NetOffice.ExcelApi;
using NetOffice.ExcelApi.Enums;
namespace Art55.NetOfficeDemo20121202_002
{
public static class WorksheetUtils
{
public static Range GetHasContentUsedRange(this Worksheet sheet)
{
Range usedRange = sheet.UsedRange;
Range endCell = usedRange
.First()
.Offset(usedRange.Rows.Count - 1,
usedRange.Columns.Count - 1);
const string allMatchValues = "*";
Range topCell = usedRange.Find(
allMatchValues,
endCell,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByRows,
XlSearchDirection.xlNext);
if (topCell == null)
{
return null;
}
int top = topCell.Row;
int tail = usedRange.Find(
allMatchValues,
Type.Missing,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByRows,
XlSearchDirection.xlPrevious)
.Row;
int left = usedRange.Find(
allMatchValues,
endCell,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByColumns,
XlSearchDirection.xlNext)
.Column;
int right = usedRange.Find(
allMatchValues,
Type.Missing,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByColumns,
XlSearchDirection.xlPrevious)
.Column;
return sheet.Range(sheet.Cells[top, left], sheet.Cells[tail, right]);
}
}
}
今回の方法だと、Range.Findメソッドで指定できる検索方法がそのまま使えるため、何を検索したいか変更することもできるようになります。その辺りが前回までよりス連れているところでしょうか。また、実際に検索を書けてみたところ、シート全体に及ぶ検索でも、短気な私でも待てるくらいのパフォーマンスが出ることがわかりました。
まだ、問題が・・・Findメソッドは仕様上、非表示な列や行は検索に引っかからないみたいです。なので、端が非表示だと範囲に入らなくなります。非表示項目も範囲として含めたい場合は、何らかの対処が必要そうです。
Source and Project
--------------------------------------
本投稿は、CodePlexで公開されているNetOfficeを利用していませんが、紹介します。
NetOffice - MS Office in .NET
http://netoffice.codeplex.com/
{
public static class WorksheetUtils
{
public static Range GetHasContentUsedRange(this Worksheet sheet)
{
Range usedRange = sheet.UsedRange;
Range endCell = usedRange
.First()
.Offset(usedRange.Rows.Count - 1,
usedRange.Columns.Count - 1);
const string allMatchValues = "*";
Range topCell = usedRange.Find(
allMatchValues,
endCell,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByRows,
XlSearchDirection.xlNext);
if (topCell == null)
{
return null;
}
int top = topCell.Row;
int tail = usedRange.Find(
allMatchValues,
Type.Missing,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByRows,
XlSearchDirection.xlPrevious)
.Row;
int left = usedRange.Find(
allMatchValues,
endCell,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByColumns,
XlSearchDirection.xlNext)
.Column;
int right = usedRange.Find(
allMatchValues,
Type.Missing,
XlFindLookIn.xlValues,
Type.Missing,
XlSearchOrder.xlByColumns,
XlSearchDirection.xlPrevious)
.Column;
return sheet.Range(sheet.Cells[top, left], sheet.Cells[tail, right]);
}
}
}
今回の方法だと、Range.Findメソッドで指定できる検索方法がそのまま使えるため、何を検索したいか変更することもできるようになります。その辺りが前回までよりス連れているところでしょうか。また、実際に検索を書けてみたところ、シート全体に及ぶ検索でも、短気な私でも待てるくらいのパフォーマンスが出ることがわかりました。
まだ、問題が・・・Findメソッドは仕様上、非表示な列や行は検索に引っかからないみたいです。なので、端が非表示だと範囲に入らなくなります。非表示項目も範囲として含めたい場合は、何らかの対処が必要そうです。
Source and Project
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本投稿は、CodePlexで公開されているNetOfficeを利用していませんが、紹介します。
NetOffice - MS Office in .NET
http://netoffice.codeplex.com/
NetOffice関連の記事は下記にまとめています。
【NetOffice】【Excel】NetOfficeのまとめ
http://pro.art55.jp/?eid=1304102
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